新型コロナ感染拡大防止のため、おうち時間が増えて、余暇としてミシンを踏む人が増えている、と聞きました。

帯は色もカラフルで、今では中古品も安く手に入ります。

ですから、リメイクの素材として、とても適しています。

そこで、帯をリメイクしてバッグを作る際、どのような生地を選べばよいかについて、お話ししたいと思います。

1. 街で使える色を選ぶ

ネットで、「帯 リメイク バッグ」で検索すると、たくさんの画像がヒットします。

帯のリメイクは、昔から洋裁が得意な人の間で、盛んに作られていました。

しかし、ここで考えて欲しいのは、「その柄のバッグを街中で使えますか?」ということなのです。

外国人への土産物として、カラフルな色で小物を作るのは、アリだと思います。

しかし、ある程度サイズ感のあるバッグを作る時は、表面積が大きいだけに、色柄選びはとても重要になります。

2. 日本人のバッグの好みは保守的

街中で行き交う人を見ていると、今、流行りのファッションというのが分かります。

しかし、バッグに関しては、サイズやデザインに流行はあるものの、色については変化がないように見えます。

歩いている方のバッグを見ると、黒、キャメル、ベージュ、白、紺、などのいわゆる定番色が好まれているようです。

また、日本女性は、海外の有名ブランドのバッグが大好きです。

つまり、日本人はとても保守的なのです。

加えて、同調意識が強く、人と違うということには、とても抵抗を感じます。

そんな中、ド派手な帯地のバッグを持つ勇気があるでしょうか?

なかなか使う場所がない、というのが実状だと思います。

3. リメイクしただけで終わらせない

綺麗な帯でバッグができると、それだけで嬉しくなります。

しかし、せっかく帯をカットして、リメイクするわけですから、使える物にしなくてはなりません。

ですから、バッグにする帯は、色や柄を慎重に選ばなければなりません。

   次は、さらに具体的な帯の選び方について、ご紹介いたします。

リメイク用の帯