近年、着物を着る機会が少なくなり、着物や帯が不要になったという方がいらっしゃると思います。

また、新型コロナ感染拡大防止のため、自宅で過ごす時間が増え、ミシンで手作りを楽しむ方が増えていると聞きます。

ネットを見ると、着物や帯をリメイクされている方が、全国にたくさんおられることが分かります。

また、お客様の着物や帯をお預かりして、リメイクされているショップがたくさんあります。

それでは、リメイク料金は、いくらくらいかかるのか。

それは、最も関心のあることだと思います。

帯のリメイク料金は、安いショップだと数千円から、高いお店だと10万円近くするところもあります。

その差は何かというと、技術料はもちろんですが、使用している素材の違いが大きいと思います。

例えば、当店の場合は帯地の他に本革を使用しています。

それはなぜかというと、帯地がこすれると糸がほつれてしまうため、革で補強しているからです。

大切な帯をカットしてリメイクするのですから、すぐにダメになってしまっては、本末転倒です。

当店の場合は、牛革のお値段が、リメイク料金に大きくかかわっています。

また、内側の素材も値段に関係があります。

たとえば、綿なのかナイロンなのかによって、価格に差が出ますし、同じ素材でもランクがあります。

ですから、帯のリメイクを依頼される時には、帯のことだけにとらわれず、使われているパーツについても、考えておく必要があります。

自分の大切な帯をどのように再生してもらいたいのか。

そのようなことを考えてみると、依頼するお店も自然と決まってくるのではないでしょうか。

帯地と革のコラボトート